Shopifyにおける不正注文対策の現状
Shopifyは手軽にオンラインショップを立ち上げられるプラットフォームとして、多くのEC事業者に利用されています。Shopify自体も独自の不正対策ツールを備えていますが、EC全体で不正被害が増加傾向にあるように、Shopifyでも不正注文のリスクは決して無視できません。
従来のShopify向け不正対策アプリでは、注文のチェックアウト時に制御ができないことが一般的であったため、決済が完了した後で不正を発見するケースも少なくありませんでした。
さらに、日本語に対応していないアプリも多く、操作や分析に慣れていない担当者にとっては活用が難しく、ショップ担当者がデータを読み解き、個別の状況に応じた柔軟な運用をするには多大な負担がかかってしまうのが現状です。
ASUKA Shopifyアプリの特徴と強み
こうした課題を解決するために開発したASUKA Shopifyアプリは、EC事業者の運用負荷を軽減しつつ、不正注文のリスクを大幅に低減します。

- チェックアウト時の自動制御 ※Shopify Plus
注文の段階で不正の可能性が高い取引を検知し、決済前にブロック。
→ オーソリ承認率の低下を防ぎ、真正注文の離脱を防止。 - 不正排除プラットフォームの活用
ASUKAは既に300社以上、約45,000サイト以上の導入実績、国内最大級の不正排除ネットワークを構築。
→ ブラックデータなどリアルタイムに更新・蓄積されるデータの活用が可能。 - 注文後の自動キャンセル・在庫復元
判定後に不正注文を自動でキャンセルし、在庫を即座に復元。
→ 担当者の手作業を削減し、運用コストを大幅に軽減。 - 専門チームによる分析・ルールチューニング
複雑な設定やデータ分析は当社が対応。
→ ショップ担当者は日々の運用に集中可能。 - あらゆる決済の不正対策が可能
クレジットカード決済だけでなく、後払いや各種Pay決済などあらゆる決済手段の不正を判定。 - 固定料金制
注文件数やショップ規模に関わらず導入しやすく、予算管理も容易。
運用コスト削減と売上保護の両立
ASUKA Shopifyアプリは単なる不正対策にとどまらず、運用コスト削減にも大きく貢献します。
ASUKAでは決済前の自動制御や、Dashboardのご提供により、担当者の作業時間を75%削減できたケースもあります。
また、決済前に不正をブロックできることで、オーソリ承認率の低下による真正注文の離脱も回避でき、売上の保護にもつながります。
これまで手作業で行っていた分析やルール調整を専門家に任せられるため、人件費や教育コストの削減も期待できます。

EMV 3-Dセキュア実装後も不正対策が必要な理由
EMV 3-Dセキュアが原則義務化されたことで、チャージバックの発生頻度は大幅に減少しました。
そのため、「EMV 3-Dセキュアがあるのに不正対策をする意味はあるのか」といったご質問をいただくことがありますが、EMV 3-Dセキュアだけでは不正対策は十分とは言えず、対策を行わないと思わぬ機会損失につながる可能性があります。
EMV 3-Dセキュアを適用した決済では、チャージバックは発生しませんが、不正による被害金額はカード会社が負担しているため、不正被害が多いショップや、すべての決済を無条件で通過させるショップでは、カード会社が決済承認率を下げることがあります。
その結果、真正ユーザーであっても決済が通りにくくなり、売上の機会損失を招くだけでなく、ショップの使い勝手が悪いという印象を与えてしまう可能性があります。
このような背景から、決済前に不正をブロックする仕組みは依然として重要です。
適切な不正対策を導入することで、機会損失を防ぎ、売上の最大化につなげることができます。
今後の展望
当社は今後も、不正対策機能の拡張と利便性の向上を図ってまいります。
AIや機械学習による検知精度の向上や、より柔軟なルール設定の追加など、EC事業者が安心してショップ運営できる環境づくりを目指しています。
まとめ
EC事業者にとって、不正注文は売上やブランド信頼に直結する深刻な問題です。
ASUKA Shopifyアプリを導入することで、チェックアウト時の自動制御、注文後の自動キャンセル、専門家による分析サポートを活用でき、不正注文防止と運用効率化を同時に実現できます。
決済前に不正を止めることでオーソリ承認率の低下も防ぎ、安心・安全なショップ運営を支援します。
詳細・ダウンロードはこちら → https://apps.shopify.com/asuka