CASE STUDIES

株式会社オンワードデジタルラボ

既に不正検知を入れていたが、ASUKA導入に至った背景と効果

ASUKA

さまざまなブランドの紳士服、婦人服、子供服、ライフスタイルグッズを取り扱うオンワードグループの直営ECサイト「オンワード・クローゼット」では不正検知サービス“ASUKA”を実装いただいている。
今回、オンワード・クローゼットを運営するオンワードデジタルラボの野沢様、水野様にオンワード・クローゼットやEC事業の拡大、不正対策の見解についてお話をうかがった。

——「オンワード・クローゼットの展開」

オンワードデジタルラボが運営するオンワード・クローゼットでは、オンワードグループが永年培ってきた企画・開発力、技術力を活用し、ブランド・商品価値の最大化を追求した商品の他、オンワードグループ以外の出店ブランド商品を販売している。

百貨店を中心に展開している『23区』『ICB』『自由区』『J.プレス』『五大陸』などのレディス・メンズの基幹・主力ブランド、ショッピングセンターにおいて展開している『any SiS』『any FAM』などのブランド、また、『JOSEPH』『TOCCA』ブランドなど、実店舗展開のあるブランドの他、Eコマースを主販路とする『uncrave』『#Newans』『ANEVER』『UNFILO』、ライフスタイル事業領域であるペット用品の『PET PARADISE』、ダンス用品の『Chacott』などのオンワードグループの商品に加え、バッグ、シューズ、アクセサリーなど様々な出店ブランドの商品を揃えている。

「オンワードグループブランドでは、実店舗とオンワード・クローゼットで提供しているサービスを融合し、お客さまが双方のメリットを最大限享受できる場を創出し、新しいスタイルを確立していきます。
また、WEBモールサイトとしては、ユーザーニーズをとらえた出店ブランドの誘致を推進しています。」

——EC戦略について

数多くのブランドを展開するオンワードグループでは、2030年度EC売上高目標として1000億円を掲げEC化に注力している。 

そんなオンワードグループのEC戦略について伺った。 

「オンワードグループでは、アパレル関連事業とライフスタイル関連事業の2つの事業領域を掲げています。 
アパレル関連事業の中核サイトとなるオンワード・クローゼットでは、Eコマース売上を得ること、及び、実店舗情報提供や試着予約サービス(クリック&トライ)による新しい顧客体験の発信を行うなど、リアルとWEBサービスとを融合する顧客接点の中心プラットフォームとしての役割があり、オンワードグループの店舗販売網にお客様がWEBから容易にアクセスできるようなオムニチャネル化を推進しています。」

——不正対策を考えるきっかけ

オンワード・クローゼットでは、以前から別の不正対策ツールを導入されていたが、EC売上増加とコロナ禍に伴い、不正件数の拡大や不正手口の多様化を実感され、不正ユーザーの制御が難しい状況が続いていたという。 

「実際に被害が増えている状況を認識していたため、新たなツールを探していました。 

また、目視でのチェックにも限界があり、社内コストの低減のためにも、コストバリューの高いツールを探していました。 

チャージバックによる弊社への金銭的・直接的被害のみならず、悪意のある第三者により弊サイトが犯罪に利用されることは、到底容認することはできず、問題であると考えています。」 

昨今のクレジットカード不正に関する報道の中には、不正被害に遭ったECサイトをあたかも情報流出元のように取り上げる記事も散見される。クレジットカードでの不正決済は、チャージバックによる売上取り消しの損害だけではなく、印象悪化や風評被害にもつながりかねない。

——ASUKAの活用と期待

一般的な不正検知ツールでは不正が確定していない“グレー判断”を加盟店側で行わなければならず、同社では毎日のように商品出荷可否を協議されていた。 

ASUKA導入後はそういった確認業務が削減でき、圧倒的にコストパフォーマンスが良いとの評価もいただいた。 

「ユーザーの利便性を損なわない範囲で、可能な限り悪意のある注文を防げるよう、ユーザー特性や不正決済状況を密にご相談しながら活用したいと考えています。」 

「現状、ASUKA導入の成果を実感しています。導入後の相談や要望もクイックに対応いただき感謝しております。
今後も不正決済は多様化、複雑化していくものと考えますので、対応いただけるよう進化していただきたいと期待しています。」

オンワードグループでは今後もリアルとECのメリットをユーザーが受けられるサービスを展開していく。弊社ではASUKAの機能拡充やロジックを強化し、不正対策の側面から同社の掲げるビジョン実現の後押しをしていく。

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