「ASUKA-3DS」の誕生背景
アクルは、これまで不正検知システム「ASUKA」を通じて、加盟店のクレジットカード不正対策を支援してきました。業界では後発ながらも、現在では400社以上の企業、3万を超えるサイトで活用され、日本最大級の不正対策ネットワークを形成しています。
しかし、2025年3月に控えるEMV3-Dセキュア義務化により、一部の加盟店では「高コストな実装」「運用負担の増加」「かご落ちリスク」といった新たな課題に直面しています。これに対し、アクルは「ASUKA」の持つ強力な不正対策ネットワークと実績を活かし、EMV3-Dセキュアをシームレスに統合した「ASUKA-3DS」を開発。短期間・低コストでの導入を実現するだけでなく、導入後の運用負担を大幅に軽減するソリューションを提供することとなりました。
「ASUKA-3DS」の特徴とは?
「ASUKA-3DS」は、単なるシステム提供にとどまらず、加盟店の不正対策を包括的に支援する全く新しい形のサービスです。特に、クレジットガイドラインで提唱されている「線の考え方」を網羅し、実質1つのプラットフォーム(ASUKAプラットフォーム)上で多機能を統合して利用できる点が、大きな特徴です。
例えば、不正ログイン対策や属性・行動分析、転売ヤー対策など、従来の「ASUKA」が持つ幅広い機能に加えて、EMV3-Dセキュアをシームレスに利用することができます。これにより、加盟店は煩雑な開発を抑制し、効果的な不正対策をすぐに導入できます。
さらに、運用コストの削減にも大きなメリットがあります。EMV3-Dセキュアは、定期的なバージョンアップや仕様変更が必要なため、通常であれば加盟店側でその都度対応しなければなりません。しかし、「ASUKA-3DS」では、アクルがこれらを原則一括して対応するため、加盟店の負担を最小限に抑えることが可能です。
加盟店が抱える課題を解決する「ASUKA-3DS」
EMV3-Dセキュアの義務化に伴い、EMV3-Dセキュアの利用する、あるいはこれから導入検討する加盟店から、次のような声を耳にします。
「導入期限が迫っているが、開発に時間とコストがかかりすぎる」
「バージョンアップや仕様変更のたびに対応するのは大変だ」
「かご落ちやコンバージョン率低下のリスクが気になる」
「情報が入ってこない。定期的な運用支援が必要だ」
「運用ガイダンスパターン①、②に対応したい」
これらの課題に対して、「ASUKA-3DS」は明確な解決策を提供します。短期間での実装が可能であり、従来と比べてコストを大幅に削減できます。また、かご落ちを最小限に抑える工夫が施されており、ASUKA不正検知機能(属性行動分析)とEMV3-Dセキュアをシームレスに組み合わせることで、与信承認率を向上させる効果も期待できます。
EMV3-Dセキュアを実装したものの、ガイドラインのアップデートを認識せずにECベンダーが開発を行ってしまっていた、などの事例を聞いています。「ASUKA-3DS」は、今後も定期的にアップデートが予測されるEMV3-Dセキュアについて、その情報をしっかり加盟店に届けます。適格な情報がないと必要のない無駄なコストが発生してしまいます。
また、EMV3-Dセキュアの運用指針である、「運用ガイダンス」が発表されています。「ASUKA-3DS」であれば容易にその構築の実現が可能です。アクルが全面的にサポートします。
「ASUKA-3DS」はEMV3-Dセキュアの効果をより最大化するサービス
「ASUKA-3DS」は、EMV3-Dセキュアの効果をより最大化するサービスです。単にEMV3-Dセキュアを実装するだけでは、その効果を活かせていないのです。また「ASUKA-3DS」は、不正対策を通じて、加盟店のビジネスを支え、売上や利益の最大化に貢献することを目指しています。不正のない健全な取引環境を実現することは、カード業界全体の活性化にもつながります。
アクルは、「ASUKA-3DS」を通じて、カード不正対策のセキュリティレベル向上に貢献します。今後も加盟店の皆さまとともに課題解決に取り組みながら、安心で安全な決済環境を提供してまいります。
「ASUKA-3DS」にご興味のある方は、是非アクルまでお気軽にお問合せください。