NEWS

2025.09.01

アクル、ダイアモンドヘッドとの資本業務提携を締結~ECサイトにおける不正対策の強化~

株式会社アクル(本社:東京都港区、代表取締役社長:近藤 修、以下「アクル」)は、ダイアモンドヘッド株式会社(本社:東京都港区、札幌市中央区、代表取締役社長:柴田 幸一朗、以下「ダイアモンドヘッド」)と、ECサイトにおける不正対策を強化することを目的とした資本業務提携を締結いたしました。本提携の一環として、ダイアモンドヘッドはアクル株式の一部を取得し、両社は協業を推進してまいります。

1.背景と目的
近年、国内のクレジットカード不正被害額はEC市場の成長を上回るペースで増加しており、2024年度には約55億円に達しています*1。また、不正手口の自動化や高度化に加え、キャッシュレス決済や後払い決済の普及により、決済手段も多様化しています。

経済産業省所管の協議会が公表した「クレジットカード・セキュリティガイドライン」により、EMV 3-Dセキュア*2の導入が原則義務化されましたが、これだけでは十分ではなく、EC加盟店には「決済前」「決済時」「決済後」の総合的な不正対策が求められています。EMV 3-Dセキュア導入に伴うカード発行会社の審査厳格化や本人認証の手間の増加は、消費者の購入途中の離脱(かご落ち)や収益低下を引き起こす懸念があり、その抑制がEC加盟店にとって新たな重要な課題となっています。

アクルは「決済前」から「決済後」までを網羅する不正対策サービスを提供し、45,000サイトの導入実績と豊富な知見を有する、国内でも数少ない総合不正対策プロバイダーです。今回、EC運営ノウハウについて確かな実績を持つダイアモンドヘッド株式会社と資本業務提携を締結することで、両社の強みを補完し合い、EC加盟店が直面する不正リスクに対し、より実効性の高い対策を提供してまいります。


*1  一般社団法人 日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の状況について」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/measures_against_fraud/pdf/001_01_04.pdf
*2  オンラインショッピング時にクレジットカード番号等の情報の盗用による不正利用を防ぎ、安全にクレジットカード決済を行うために国際ブランドが推奨する本人認証サービス

2.協業内容
EC加盟店・消費者の双方にとって「安全・安心」と「利便性」を兼ね備えたEC環境の実現を目指し、以下の取組みを行います。

① アクル不正対策サービスの代理店販売
ダイアモンドヘッドはアクルと代理店契約を締結のうえ、同社が提供する不正対策サービスを代理販売いたします。また、システム連携の実現により、ダイアモンドヘッドが提供するECプラットフォーム「F.ACE」「DS2」を導入するEC加盟店は、不正検知・認証システム「ASUKA」「ASUKA-3DS」を中心とした不正対策サービスをスムーズに導入できます。

② 不正対策サービスの共同検討
アクルの不正対策ノウハウとダイアモンドヘッドのEC運用ノウハウを掛け合わせ、将来的な新種の不正手口にも対応可能なサービスを共同検討します。

ダイアモンドヘッド株式会社について
ダイアモンドヘッド株式会社は、EC事業戦略のコンサルタント業務から、サイト構築、システム開発・提供、販売促進、EC付帯業務(フルフィルメント・物流・カスタマーサポート)まで、ECサイト運営に関わる全領域において、シームレスにフルサポートしている会社です。ショッピングカートシステムは自社開発の仕組み(F.ACE・DS2)に限らず、他社プラットフォーム(Shopify)を活用したサイト構築にも対応しているほか、周辺システムも含めたサービスのご提供・運用サポートを可能としています。

株式会社アクルについて
株式会社アクルは、チャージバック対策システムから保証まで、オンライン上でのクレジットカード決済における不正対策ソリューションを総合的に提供する、国内では唯一の不正対策コンサルティング会社です。クレジットカードの不正検知・認証ツール「ASUKA」を展開しており、クレジットマスターアタックと呼ばれる大量アタックを始め、第三者不正利用といった不正対策の支援を行っています。
また、独自に調査した不正についての国内外の最新の傾向、根本的な対策方法について定期的に情報を配信するなど、不正対策・セキュリティ意識強化を目指した啓蒙活動も推進しています。

本件に関するお問い合わせ先
以下の、アクルの問い合わせフォームよりご連絡ください。

ANOTHER NEWS

チャージバックを減らす、
シンプルかつ革新的なツール