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チャージバック保険・保証の加入を断られたら

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最終更新日

加入を拒否されたら? 近年、第三者不正利用によるチャージバック増加に伴い、チャージバック保険やチャージバック保証サービスの加入が年々難しくなってきています。当社でもチャージバック保証サービスを提供していますが、チャージバックの実績が一定数あるカード加盟店の場合、加入は限定されてしまいます。これは自動車保険と同じで、事故履歴が頻繁にあると保険自体に入れないのと同じです。ただし、加入が可能かどうかは一度チャレンジしていただいてもいいかもしれません。その上で、もし加入を断られた場合は、いったい何をすればいいのでしょうか?

次ステージへの重要なメッセージ

まず、チャージバック保険やチャージバック保証に加入できないと言われた場合は、それはすなわち、「根本的な解決を目指しましょう」というメッセージである、と受け止めてください。

チャージバック保険やチャージバック保証に加入しても不正利用そのものが減るわけではないからです。

不正利用者を減らす運用・施策を導入する時期ですよ」といったメッセージでもあるのです。

根本的な解決策の前に考えること

当社では、チャージバック保険やチャージバック保証に加入できなかった、もしくは継続できなかったカード加盟店から毎日のようにご相談を受けています。

その際に必ず伝えていることがいくつかあります。

  • 世の中で発生している不正利用の発生状況を正しく知る
  • 世の中にある不正対策ツールの実態を正しく知る
  • 不正対策における専門家、いわば「伴走者」をつける

この3点をしっかり知る、理解することが必要です。

これらの情報は非常に限られています。ネットで検索すれば出てくるものではありません。このあたりは当社のような専門家集団にしっかり相談する必要があります。

実際にカード加盟店の現場で発生している不正利用は、非常に限られた情報、サンプル数でしかありません。業界においてどういったトレンドで不正が発生しているのか、傾向は何か、そこを読み解くことができなければ真の意味で根本的な解決にはなり得ないからです。

一人、家に閉じこもって不正と対峙していても、それは自己満足に終わってしまいます。

実は不正検知システムなどの不正対策ツールを、「不正を100%無くす、夢のシステム」と勘違いしているカード加盟店が多いのも実態です。期待値が非常に高いのですが、不正を防ぐ意味でのいわゆる「不正検知システム」についてしっかりとした理解が必要です。ここを怠ると、少なくない費用の負担を伴ったにもかかわらず、製品・システムを納品しただけで終わってしまいます。

不正利用者との戦いは、終わりのないゴールのようなもの、いたちごっこである、と言われますが、しっかりとした「伴走者」をつけることが非常に重要です。

犯罪や不正のメカニズムを理解し、常に助言をしてくれる存在が必要と考えています。当社は国内で一番不正情報が集まるセンターと自負しております。

決済業界出身者で構成されるプロフェッショナル集団であることも特徴です。誰を伴走者につけるかは、非常に肝となってきます。

注目される不正検知システム

不正検知システムは、いわば不正を防ぐ補助ツールになります。

近年、不正利用者がわかりにくくなっており、目視での受注情報に対するチェック運用では、真正な購入者にしか見えないような不正の手口、ケースが昨年以降、急激に増えている印象です。そういった状況の変化もあり、不正検知システムを導入するカード加盟店は増えています。

不正検知システムは、そういった人の目にはわからないリスクポイントをあぶり出してくれるツールです。

ただし、不正検知システムというものをどう使いこなすか、またどういった「伴走者」をつけるかによって、その効果も全く変わってきます。

不正検知システムを活かした運用体制をしっかり整えることが非常に重要です。

ケーススタディから考える

チャージバック保険やチャージバック保証の加入が認められず、その後しっかり自社で考え次のステージに移っているカード加盟店はたくさんあります。一方、そこで止まってしまうカード加盟店も多く見てきました。

割賦販売法の改正に伴い、カード会社が加盟店管理を強化する中で、そのまま何も根本的な対策をせず、不正利用が一定水準を上回るカード加盟店はいずれ「不正顕在化加盟店」に指定されます。

その分かれ道をどう選択するか、その先の未来が全く違うものになってきます。

下記は実際に能動的に行動したある加盟店のケーススタディです。

是非ご参考いただき、同じような課題に直面しているカード加盟店の「道しるべ」となればと考えております。

ケーススタディ エース株式会社


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