まずはクレジットカードの不正利用の手口をおさらいしておきましょう。
- なんらかの形であなたのカード情報が漏洩する
- そのカード情報を使って、第三者がショッピングサイトでお買い物する
- 第三者にモノは届くので、第三者はそれを転売などしてお金を得る
- カード保有者のあなたに商品代金が請求される
ざっくりいうとこんな手口です。
今回の記事ではネットショッピングでやってはいけないこと、つまり1.クレジットカード情報の漏洩につながる行動は何なのか、未然に防ぐためにどういった注意をすべきかを記載していきます。
不正の被害に遭わないために、絶対にやってはいけないことは以下の3つです!
- 色んなサイトでショッピングをする
- カード会社や銀行からのメールを信用している
- 電車やバスなどでネットショッピングをする
1. 色んなサイトでショッピングをする
これ、結構やってる人多くないですかね?実は割と危険なんです。
具体的には以下の危険性があるんです。
①偽サイトに出会う確率が高くなっていまう
②情報漏洩するかもしれないサイトに出会う確率が高くなってしまう
①偽サイトに出会う確率が高くなる
欲しい商品を探すときに、まずGoogleやYahooなどの検索エンジンを使っている人や、検索結果の上位に表示される広告・スポンサーのリンクからサイトに入っている人は特に危ないです。
実はそのサイト、偽サイトかもしれません。
不正犯は公式そっくりな偽サイト(ミラーサイト)を作り、Web上に公開しています。
偽サイトはURLも似通っているケースが多く、表示内容もそれほど違和感なくスムーズに購入することができます。
以前にamazonや楽天のフリをした偽サイトが横行していた時期もありましたし、大手メーカーのミラーサイトが広告に表示されていたことも散見されています。
偽サイトを利用した場合のリスクは、欲しかった商品が届かないばかりではなく、購入時に入力した個人情報や、クレジットカード情報が不正犯に搾取されます。
そうなると、あなたのクレジットカードが勝手に使われることはもちろん、入力した名前や住所などの個人情報の悪用、ダークウェブへの流出につながります。
以前見つけたミラーサイトでは、内部リンクから会社概要やプライバシーポリシーのページを見ていくと怪しさに気づきましたが、トップページや商品ページは本当にそっくりでした。
その他、偽サイトの特徴としては、相場から大幅にずれている超特価な金額設定が挙げられます。
購入期限をタイマーのようにカウントダウン表示したり、残りの在庫数を表示したりして焦らせてきますが、一度冷静になりましょう。
その価格で買えるっておかしくないですか?
② 情報漏洩するかもしれないサイト
サイトはちゃんと購入できる真正なサイトの話ですが、特にニッチなモノを探している場合が該当するかもしれません。
ネットショッピングではお客様のクレジットカード情報含め個人情報を取り扱うので、ショップ運営者はそれなりのセキュリティ体制がないといけません。
しかし、なかなかそこまでお金のかけられないサイト運営者の場合、運営コストを低く抑えるためにセキュリティの甘いインフラやサービスを利用してしまうことも少なくありません。
他方、不正犯が独自のECサイトを展開していることもあります。
この場合、ミラーサイトではないので見比べようがなく、見極めるのは困難です。
公式が転売をNGとしている商品が出品されているサイトや、不審な日本語の表記を見かけたら利用を避けることをお勧めします。
こうしたサイトに出会いにくくするためには、よく利用するサイトを絞り、URLをブックマーク登録しておくか、公式アプリから購入をすることです。
検索順位は入れ替わることがありますし、より巧妙なミラーサイトが現れるかもしれません。いつも買っているショップにアクセスできるよう準備しておくと良いでしょう。
2. カード会社や銀行からのメールを信用している
これも該当する方は多いかもしれません。
なんとなくカード会社や銀行からメールが来ていたら、メール文面を見ずにリンクをクリックしたり、急いでログインしたりする人もいるのではないでしょうか?
もしそういう人がこの記事を読んでくれているのだとしたら、こう言いたい。
カード会社や銀行が重要なことを伝えようとしていたとしたら、何度か同じような件名でメールが来ます!
もしそれを無視していてもそのうち書面も届くので、基本斜め読みで大丈夫です!
最近はドメインとかも巧妙にそれっぽいものでなりすましメールを送ってきたりしますからね。
過去に流行っていたのが、カード会社や銀行のなりすましメールにURLの記載があり、それを踏むとログインできそうな画面があって、そこでカード情報や口座情報を抜き取る手口です。
そのフィッシングサイトでも、どこか日本語がぎこちなかったり、ロゴの解像度が低かったりと違和感はあるものの、なかなか見破りにくいので、安易にカード会社や銀行と名乗るメールを信用しないことが大事です。
そうならないためにも、先ほどと同じですがクレジットカードや銀行のマイページないしはアプリはちゃんと登録して、いつでもアクセスできるようにしておきましょう。仮にメールがあって怪しいなって思ったらマイページに行き、マイページのお知らせ欄にも同じ案内が来ているか確認しましょう。
また、少し観点が変わりますが、公式アプリでは利用明細が確認できたり、リアルタイム通知を設定できたり、カード会社によってはセキュリティ強化の認証ができるものもあります。
不正利用されてしまった場合の対策にもなりますので、今使ってない方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
3. 電車やバスのなかでネットショッピングをする
これはなかなかびっくりしたのですが、電車でいきなりクレジットカード取り出してケータイにカード情報を打ち込んでいる人がいるんですよね。
意外に危ないからやめたほうがいいですよ。
周りにどんな人がいるか分からないんですから。絶対にやめておきましょう。
最近ではナンバーレスのカードも出ていて、盗み見対策にもなったりします。
詳しくはこちらのブログで紹介していますのでご参考までに。
最後に、、、
クレジットカードの不正利用は許されないことです。
カード利用者側からすると、偽サイトなんて規制して不正対策をしっかり整えてほしいところかと思いますが、手口が巧妙でかつ国境越えてそれが行われていたりするので、取り締まりが難しいのが現状です。
できるだけ不正の被害に遭わないようにするためにも、注意してみてください。
みなさんの安全なネットショッピングの一助になれれば幸いです。
<PR> – アクルの不正検知・認証システムサービス
当社ではカード加盟店向けの不正検知・認証システムサービスを展開しています。
サービス詳細・導入事例は以下のページをご確認ください。