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カード利用明細のチェックは忘れずに

公開日

最近、自分の周りでクレジットカードが不正利用される被害の話をよく聞きます。
当社の面接に来た新卒や中途採用の応募者たちからも、不正利用の経験がきっかけでアクルの業務に興味を持つ人が増えています。

不正利用の相談

つい先日、妻から「ママ友がクレジットカードで不正利用されてお金が戻ってこない」と相談を受けました。

ママ友さんに話を聞いてみたところ、不正利用の被害に遭ったのは、某キャリアが発行したクレジットカードでした。ポイントを貯めるために携帯電話の利用料をそのカードで支払っていたようです。

それ以外の使い道はなく、使わないカードとして引き出しに保管していました。1年ほど前にキャリアを変更した際にカードは解約をせず、そのままカードの存在を忘れたころに不正利用が発覚したのです。

不正利用に気がついたのは、「どうも最近お金がないと感じる」という切実な理由からでした。お金がどこかに消えているのではないかと、真相を突き止めるべく通帳の記帳に行った際に、クレジットカードからの不審な引き落としがあることに気づきました。月に最大で16万円、平均して3万円ほどの不正引き落としが半年以上も続いていました。

カード会社へ連絡するも・・・

これはおかしいとカード会社へ連絡すると、アプリで利用明細を確認するよう指示されましたが、アプリを持っておらず、Webサイトへのログイン情報もわからず、ここ最近はカードを使っていないことを伝えたところ、明細を紙で送付すると言われました。思った以上の塩対応だったそうです。

数日待って送られてきた明細を確認したところ、自然派化粧品、プロテイン、雑貨、サプリメント、ペットフード、自動車パーツのお店と、どれも覚えのないサイトからの請求がありました。

再度カード会社へ連絡をしたところ、クレジットカード会社の担当者から電話口で言われたことは・・・

「会員規約上、半年以上前の取引については返金ができません。」

半年以上前の取引の合計額は、約20万円でした。それで戻ってくることになったのは、たったの10万円。

10万円取り戻せただけでもラッキーだとは、どんなにポジティブシンキングの手法を繰り広げてもこの状況では思えず、どこにもぶつけられない怒りと悲しさを抱えた状態で妻に相談を持ちかけたという流れです。

なぜ発見が遅れるのか

カード会社は、カードが必要ではない人たちに対しても年会費無料やポイントなどの誘惑で、カードの申し込みを促しているためその結果、カードの請求に気づかず不正の被害が大きくなってしまうといった問題が生じていると考えられます。

その上、本人は携帯電話以外の利用は行っていないと断言しているとなると、カード番号の漏洩源が実はカード会社である可能性も考えられ、いろいろとカード会社の粗が見えてきます。

最終的には、ママ友さんがカード会社へ再度連絡をしたところ、カード会社側の情意もあり、全額返金をしていただいたようでしたが、
改めてお伝えしますと、半年以上前の請求はたとえ不正利用の可能性があっても取り戻すことは大変難しい場合もあります。発行カード会社のスタンスやポリシーによるでしょう。

ですので、クレジットカードを1枚でもお持ちであれば、あなたが普段使っているか使っていないかに関わらずこまめにチェックする必要があるということは覚えていて下さい。

さいごに

まずは、クレジットカードの明細は必ずチェックする習慣を持ちましょう。電子データの利用明細をおすすめされますが、電子データに慣れていない人は紙の明細を送ってもらうよう手配するのも良いでしょう。明細が届いたら必ずチェックを行うようにしてください。

実は、あなたのお金が貯まらない原因は、あなたの知らないクレジットカードの存在かもしれません。


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