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不正検知が必要な業界(ECショップ)とは?

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最終更新日

ECサイトにおける不正利用の実態についてはこれまでも当Knowledge記事にて紹介してきました。
今回は不正対策が必要な業界、不正対策が必要なECショップはどんなところなのか、 直近の事例やお問合せの内容から見えてきた、 不正対策を急いで検討するべき業界やECショップについて事例を交えて紹介していきます。

カードの不正対策の相談が増えている業界とは

アクルでは日々ECショップ様や、カード会社、決済代行会社、カートベンダーといった
EC関連事業者様からのお問い合わせを多数頂いております。

その中で、直近の問い合わせ傾向や今後不正が広がりそうな業界についてご案内します。

・ペット関連商材
・出版、書籍系(デジタルコンテンツを除く)
・食品ECサイト

もちろん、その他の家電、アパレル、デジコン、チケット、旅行と言った、
これまでもお問合せの多かった業界からの問い合わせは減りませんが、今年の春以降、
上記の商材を取り扱うEC事業者様からの問い合わせが増えています。

では上記の商材に何か共通点はあるのでしょうか。

ペット商材で言えば、人気のドッグフードやキャットフードをはじめとした日常の消耗品から、
少し高額なペット用の服やキャットタワーなど。
出版書籍系で言えば、特殊業界における資格の専門参考書など。
食品EC系で言えば、並ばないと買えない人気のお土産品など。

これだけ見ると実はあまり共通点はないように見受けられます。

ペット、書籍、食品に共通する事とは?

これらの商材に共通したものはなかなか見えてきていませんが、
実は大きな共通点があります。

それは、
アパレル、家電、航空券、のように、転売して大きな利益を得られるものではない。
という点です。

どういうことかと言うと、
アパレル、家電、航空券のように、
数年前から狙われやすい商材として業界でも対策が進んでいるところで、
不正利用者としては、EC事業者の実施する何らかの不正対策を掻い潜って
不正利用をしなくてはならない。

という「ハードルが高い商材」になっていると考えられます。
(もちろんそれでも転売して利益を得やすい商材は引き続き狙われ続けています)

これは、今後3Dセキュアが義務化されることによって、
既に早めに対策を実施しているEC事業者も多いという事が言えるかもしれません。

対して、上記の最近問い合わせの多い商材を扱うEC事業者様の多くは、
これまで特に転売や不正といった被害が少なかったため、

「具体的な対策をする必要がなかった」
「そんなに大事になっているという情報が足りていなかった」

と言った具合に、
これまで特に不正に対する対策をしていなかった商材(業界)という事が言えます。

CtoCで誰もが簡単に転売可能な時代

オークションサイトや、CtoCで個人が簡単にものを売れる時代になり、

不正利用者は、家電などの単価が高く、一つ売れれば大きな利益が得られるものを
セキュリティ対策がされているサイトで、無理して入手しなくとも、
需要があるものであれば、安価なものでも不正カードでたくさん購入し、
数を多く売ればそれなりの金額になる。
というところを狙ってきているように見受けられます。

不正利用者も様々な種類があると見られていますので、
セキュリティの高いサイトでも難なく不正利用する輩もいれば、
昨今話題になっている闇バイトのようなリテラシーがなくても、与えられたカード情報と商材を買うだけ、といった、誰でも簡単に不正に加担できてしまうような不正集団など、
ECサイトは常に実に幅広く、様々な手段の攻撃に直面しています。

全ての商材が不正の対象になり得る混沌期に突入

不正利用者の多くは、
簡単に商品を不正カードで入手できるサイトを常に探しています。

最初は気付かれない程度の安価な商品を購入し、
成功すると立て続けに、大量に購入しようとしてくる傾向があります。

先の段落でも記載したように、CtoCでの販売が簡単に行えることもあり、
正規品より少しだけ安くすれば売れるようなものは、
何でも不正利用者の標的になり得る。という事が言えます。

そのため、これまで不正なんか一件も発生していないし大丈夫。
と思っていたら突然決済代行会社から売上取消の連絡が・・・
といった内容のお問合せも非常に増えています。

今回例に上げた業種については、
弊社へ立て続けに複数者様よりのお問い合わせを頂いた業種となりますが、
もちろんそれ以外の様々な業界のEC事業者様から日々お問い合わせを頂いております。

全てのEC事業者でまずできる対策とは?

結局全ての業種で対策しなくては、ということになってしまいますが、
これからイチから何をすれば・・・という事業者様も多いかと思います。

  • まずは日々の注文状況を目視で確認すること。

良くある海外からの不正の手口では、
注文者の漢字名とフリガナがメチャクチャ、というものがありますが、
こういった不審な注文は、発送前に目視で止めることができます。

その他にも、明かに同じ住所だけど番地が漢数字や数字、大文字、半角とバラバラになっている。
など、少しの違和感が不正の対策としては効果的です。
(上記の闇バイトのような犯罪意識のない手口による犯行は防ぐ事が困難)

  • 決済代行会社や不正検知ベンダーへ情報収集を行うこと。

直近の不正の事例や、不正対策についての情報を得ることによって、
目視チェックでの確認点などを整理できます。

  • 不正検知サービスを導入すること。

目視チェックや配送停止に関わる人的工数を削減でき、
配送担当者の「この注文止めていいの?」「通した注文が不正だった・・・」
と言った精神的不安を和らげることに寄与できます。

今回お伝えしたように、不正利用者は様々な手法によって日々新たな手口で、
新たな狩場を探しながら不正を働きます。

弊社ではそういったいたちごっこと言われる不正の手口に対し、
日々機能をアップグレードや、コンサルタントの勉強会、EC事業者様に対してのセミナーの実施など
不正対策の情報提供を行っております。

不正対策どうしたらいいんだろう?
不正が起こって困っている。

そんな場合はまずは情報収集だけでもぜひお問合せください。


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