2024年のクリスマスに友人を訪ねてクアラルンプールを訪問しました。今回はその際に感じた決済事情について、現地の様子をレポートします。
マレーシアの基本情報
- 人口:3,400万人
- 国土面積:33万㎢(日本の約90%、ベトナムとほぼ同じ)
- 気候:熱帯雨林(年間の気温は20℃~30℃)
- 公用語:マレー語(英語は準公用語)
- 平均年齢:30歳(日本:48歳)
- 平均年収:約270万円
- 主な移動手段:車、Grab(配車アプリ)、電車(都心部)
クアラルンプールの物価
マレーシアの物価は日本と比べて約1/2~1/3の印象です。ただし、外資系チェーン店ではそれほど差がありません。
- スターバックスやマクドナルド:日本よりやや安い程度
- ガソリン:35円/L(日本の約1/5)
- 家賃:都心部で100㎡ほどの物件が10万円前後(東京の約1/4~1/5)
- プールやジム付き物件も多く、コストパフォーマンスが高いです。
クアラルンプールの決済事情
マレーシアではキャッシュレス化が急速に進行しており、クレジットカードや電子マネーが日常生活で広く利用されています。
クレジットカードの普及状況
- 普及率:約40%
- 主要ブランド:①VISA、②MasterCard、③AMEX、④銀聯
- 支払い方法:翌月一括払いが主流。分割払い、リボ払いも可能。
1. ショッピングモールやオンラインショッピングでの利用
- ショッピングモール
高級ブランドから日用品まで、ほぼ全ての店舗でクレジットカードが利用可能。- キャンペーン:カード会社との提携による割引や分割払いプロモーションが頻繁に開催されています。
- オンラインショッピング
Lazada、Shopee、Zaloraといった主要オンラインマーケットプレイスで利用可能。- 特典:銀行やカード会社が提供するキャッシュバックやポイント還元キャンペーンが充実。
2. 電子マネー(Touch ‘n Go eWallet)との併用
電子マネーも急速に普及しており、クレジットカードとの併用が便利です。
- Touch ‘n Go eWallet
国内で最も利用されている電子マネーの一つで、クレジットカードをリンク可能。- 利用範囲:公共交通機関、駐車場、高速道路、ガソリン、携帯料金、公共料金など。
- 利点:チャージ不要で支払い可能。ポイント獲得も。
- その他の電子マネー
BoostやGrabPayなどの電子マネープラットフォームもクレジットカード連携が可能。- プロモーションやキャッシュバック特典が多い。
3. その他ユニークな決済システム
- 自動販売機
AEON内の自動販売機には大型モニターが搭載。東南アジア市場向けに日本の中古自販機を再利用する可能性も。
- MOET & CHANDONの自販機
高級ホテル内に設置。トークン購入で利用可能なプロモーション仕様。
- 電車のトークンシステム
券売機で購入したトークンを改札で使用する仕組み。
まとめ
クアラルンプールの決済システムは、クレジットカードと電子マネーが生活を便利にする重要なツールとなっています。日本に比べてキャッシュレス化が進んでいる印象があり、現地の勢いを感じました。
未来の決済システムがどのように進化するのか、日本や他国の動向からも目が離せません。特に技術面やセキュリティの進展が楽しみです!