MEDIA_ARTICLE

ベトナム(ホーチミン)のカード事情〜トラブル編〜

公開日

ベトナムのホーチミンではGrabという Uberのようなサービスが拡がっていると、 過去記事 にてお伝えしましたが、 Grabにまつわるトラブルを経験しましたので、 同じことを皆さんが経験することがないように ここで伝えておきたいと思います。

ベトナムのホーチミンでの交通手段として、GrabというUberに似たサービスが拡大していると、過去の記事(https://akuru-inc.com/knowledge/2023_08_30/)でお伝えしました。
しかしながら日本と同じような感覚で、現地の交通手段を取るとトラブルに巻き込まれてしまうことにも。

今回は、同じことを皆さんが経験することがないよう、実際に経験したGrabにまつわるトラブルを伝えておきたいと思います。

移動はGrab一択

ホーチミンを1日10キロ近く3日間歩きましたが、暑いですし空気もバイクなどの排気ガスもありおいしいとは感じませんから、ちょっとした移動はGrabとなります。

Grabの良い点は、まず安い。

Grabでの移動にかかる金額は、歩いて20分ほどの距離(1.5km前後)では円換算すると、200円〜300円ほどです。もちろん4人乗れますので、複数人ではコストパフォーマンスがもっと良くなります。

次に、とにかく便利で楽。

スマホで自分の居場所を指定し、行きたい場所を検索しピンを落としたら、表示された金額で確定となり、気持ち的に安心です。あとはスマホ上に表示されたライセンスプレートの車に乗り込むだけです。

さらに、降車時は登録されたクレジットカードでの支払いとなりますので、桁数の多いドンという現金で計算しなくて良いのも使い勝手をさらに良くしています。

可愛さあまってVISAで支払い

トラブル発生

さて、Grabで何度か乗り降りをして慣れてきたころ、外国人が多い観光地から別の場所への移動のため、Grabを呼ぼうとしていると、自分はGrabのドライバーだと声をかけて来る人がいます。

Grabを通さずに自分の車で目的地に連れて行くと言うのです。しかもGrabで表示された金額である71,000ドンよりも少し安い64,000ドンで行くと言います。なるほどGrabを通すとドライバーはGrabに手数料を取られるため直接交渉すればドライバーも手取りが増え、乗る側も安価に行けるという、お互いWin-winということのようです。

車にもGrabのステッカーが貼ってあるし、多少押しの強い感じの人ではあるものの商魂ある人はこんな感じかと、大した差額ではないことを承知して取引に応じました。

移動の車中で、64,000ドンを手に握り締めながら、Grabはどれだけの手数料を取っているんだろうか?と思いを馳せます。

GrabをCtoCプラットフォームだと見做せば、メルカリみたいなものだから、メルカリだと手数料が10%ほどだとして、ざっくり10~20%くらいだろうかと。
バイクでごった返す渋滞の市街をするすると進んでいるうちに目的地に到着しました。

そこで、握りしめていたお金を運転手に手渡そうとすると、金額が違うと言い出します。64,000ドン、Sixty-four-thousand Donと確かに聞いたはずなのに、頭の中に???が飛び交います。

細かい方の紙幣が4,000ドンのつもりが40,000ドンとなっているんだろかなどなどと。

そこで妻が財布を出してお札を探しはじめると、運転手がお札を指差し、これじゃないこれじゃないと何やら言い出すので、財布を大きく開いてお札を見せたところ、手を伸ばし数枚のお札をぎゅっと握り、自分のほうへ手繰り寄せたと思ったら自分のシートにわざとらしく落としたのです。

落としたお金をこちらが手を伸ばして取ろうとすると遮ってきます。
どうもこれはおかしいぞと。

落としたお金を数えている様子でそのお金をさらにシート下へ隠すような感じでした。
落ちたたお金はくれてやる。

ドライバーが足元に目をやっている隙に子供と妻を降ろし、自分もドアを開けて車からおりました。ドライバーはお札を拾っているのか、降りてくる様子もなかったので、こちらはそそくさと歩いて車から離れて行きました。

後で調べてみたところ、同様の手口でやられたという日本の方のブログを発見しました。どうやら外国人が桁数の多いドンのお札に戸惑うところを見計らって、その隙を狙った犯行のようです。

まぁナイフを突きつけられたとか、銃口を向けられたなどではなく、暴力的なこともなかったので大したことはないのですが、まさかのこんな手口でやられるなんて・・・油断してた。
というより、Win-winだなんて勝手に思っていた自分が恥ずかしくて穴があったら入りたいという気持ちでいっぱいでした。

ちなみにここだけの話ですが、財布の中には500,000ドンなどの高額紙幣は入れておらず、10,000ドンと5,000ドンやら1,000ドンなどの小さい紙幣だけだったので、盗られてしまった金額はタクシー代に足りないかほぼ同じくらい。

ドライバーさん、そんな卑劣なことをするのではなく、真面目に仕事をした方が、お金は回ってくるよという話で貧しさは心のあり方からだと強く感じた瞬間でした。

結果盗難にあったという感じではありませんでしたが、他の国だったならとゾッとします。気の緩みをただただ反省しています。

慣れない国の現金は、ただただ支払時にストレスがかかるので、やっぱりクレジットカードが良いよねという話です。

モールではマスターがキャンペーン 

ホーチミン市内ではホテルはもちろん、綺麗めのカフェやレストラン、マッサージ、スーパーなどではクレジットカードがちゃんと使えました。

市場や露店では使えませんので、カードが使えるお店の感覚は日本と似ていると思います。

さいごに

やはり海外に行く際は、日本と同じような感覚で滞在しているとトラブルに巻き込まれてしまうことが多いです。今回のベトナム滞在で、日本の治安の良さと海外の危険性を痛感しました。

コロナ禍も落ち着き、海外へ旅行に行く方も増えてきましたが、今回のようなトラブルが起きる可能性も頭に入れつつ、海外旅行を楽しんでいただければと思います。

お洒落なレストランは物価ほど安くはない

アクルでは、ECサイトにおけるクレジットカード決済の不正検知を行う「ASUKA」を提供しています。不正利用被害にお悩みのEC担当者様や法人様は、ぜひお問合せください。


SHARE